2013年07月30日

邪念と欲について

前回の記事にて「欲」について自分の考えを書かせて頂きました。

前回記事

http://takkiy.militaryblog.jp/e455346.html

そして今回は、邪念について前回RBTで感じることがありましたので、考えを書かせて頂きます。

休憩中に柵山教官から「挑戦者カモン!!」とCQBハウスのレンジの中に呼ばれました。

拳銃で射距離7mより15㎝位のヘッドプレートに10発連続で当てられるかというチャレンジ内容です。

正直のところ自分は、同一条件のレンジにてよく同様の練習をしていて余裕でしょ!!…と思っていました。

しかしながら6発目で外してしまうのです!!

この時の自分の心境としては、撃ち始めは…

「絶対に成功させてやる!!」

4~5発目を終える頃には…

「あともうちょいで終わる!!少しペース上げよう!!」

てな感じです…

邪念が入ってしまった訳です。

言い方を変えれば、欲をかいてしまったんですね…




ここでまた「欲」というフレーズが出てきました。

前回は、「欲」こそ人を強く突き動かす原動力とプラスな要素として捉えていました。

しかし今回は、マイナスの要素と捉える事が出来ます。

これはどうゆう事でしょう?






まず、行動の源となる「欲」には、「終了要件」が設定されていると思います。

例えば、「俺は、金持ちになりたいから勉強する!!!」は金持ちになる事を終了要件と設定しています。

つまり「欲」を出した時点より同時に「終了要件」も設定する事になると思います。

そして厄介と感じるのが割と「終了要件」に「行動要素」が含まれている事が多いのでは…

先ほどの例でいうと「終了要件(金持ちになる)」+「行動要素(勉強する)」

今回の失敗事例では「終了要件(10発連続命中)」+「行動要素(ペース早く)」

…となります。

自分の場合は「行動要素」が「終了要件」に対し合理的とは、感じられません…




TTCの教えで行動までのプロセスとして「認識→決断→行動」とありますが照らし合わせると…

「終了要件」と「行動要素」をセットで「認識」し「決断」し「行動」している訳です。

潜在的にセットで構築した「行動要素」に気付くのは難しく、内容も個人の心理状態で変わってくると思います。

今回の「ペース早く」なんかは焦りから、心理的に「時の利」を弱めています。

これを踏まえて考えると精神的にも精強でなくては、いけないと感じます。

そして「欲」を持って目的を見出だし行動する場合、「終了要件」と「行動要素」は分離して、客観的に「行動要素」を考える必要があると考えました。





結論的に個人的な行動動機として「欲」は、強い力があるが

時として、心理的に非合理的な「行動要素」を無意識に「終了要件」に取り込んでいる場合があるのでは?とゆう持論に至りました。




意外に「欲」が生む行動力について興味深い所が多くあり、個人のポテンシャルを高める上で使えるかもと考えてます。

部隊のポテンシャルを高める為にも使えるのでは…と思ってますが、突っ掛かる所があり考えがまとまってません。

だいぶ個人的な見解のなぶり書きになってしまいました(笑)

読みづらい文章ですが、ここまでお付き合い頂き有り難うございました!!(σ≧▽≦)σ

邪念と欲について









Posted by タッキーSGT  at 12:00 │Comments(2)

この記事へのコメント
全ては使い手のソフトに依存するところが多いですね。武器のようなハードは基本的にはソフトのキャパシティーの中で活きるようになります。

それが手に余ると何かしらの負を呼び込み、制御外の事象が暴走とエラーを引き起こす。

人の心とはなんとまぁ脆いものです。
不確定要素が多すぎます。

機械兵士でもいればいいのにとか思いますが、心無くしたら敵味方関わらずそれはもう戦士ではなく、魂を無くしたただの破壊者です。

ようはあれです。
それでも汝、心を愛せですよ(笑)
Posted by legend at 2013年07月30日 16:59
legendさんコメントありがとうございます!!

なかなかピンポイントなコメントを頂きました(σ≧▽≦)σ

実は記述にある「突っ掛かり」とは、legendさんが仰った「機械兵士」に近い要素なんです!!

RBTに参加されている方々のコメントに気付きを良く頂いてます!!(^^ゞ

前回にコメント頂いたseamanさんのコメントから次の記事が出来たりなんかしてます♪

有難い限りです♪(o・ω・)ノ))
Posted by タッキーSGTタッキーSGT at 2013年07月30日 22:44
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